第二話

二日後…岡田が畑山を風呂にいれる番だった。
岡田は、脱衣所であの時と同じように、そっとシャツを脱がせ、さらにズボンも下ろしていった。
ズボンを脱がせていると、畑山の前にひざまずくような体勢になるため、どうしても股間が目の前に来てしまう。
岡田は、またあの時の事と先日の光景を思い出し、変な気分になっていった。
両方の靴下を脱がせ、ふと顔を上げると…あの時よりも近く、目と鼻の先に、畑山の膨らみがある。
ピッタリとしたボクサーブリーフは生地を押し上げんばかりに盛り上がっている。
さらに、ポツンと小さな染みがにじんでいるのを、岡田は見逃さなかった。
コイツ…どうして…。
岡田がたじろいでいると、畑山は岡田に背を向け、ポツリと呟いた。
「た、隊長…その…俺、パンツは、自分で下ろせますから……」
岡田は、畑山の言葉を聞かなかったように、黙ってブリーフのゴムの部分に手を掛け下ろそうとした。
が、ちょうど股間の部分でいきり立ったあそこの為にゴムが引っかかり、下ろせなくなってしまった。
と同時に、畑山が溜息を漏らす。
「はっ、くぅっ ! んはぁ…っ」
畑山は、少し動かせるようになった左手で、ぎこちなくブリーフの前をいじり、自分で太ももの辺りまで引きずりおろした。
岡田は、そのままパンツを脱がせ、自分も全裸になると、畑山を風呂に連れて行った。
第二話[完]

第三話予告:
風呂に2人っきりの岡田と畑山。
体を洗ってやるという岡田の申し出を、畑山は恥かしさから一度は断るが…。
畑山のモノを目の当たりにし、岡田も冷静さを失い…!?
次回、ついに2人の思いがぶつかり合う!

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