第三話

畑山は意を決したように、自らタオルを取った。
「…… ! 」
そこには、逞しく天を向いて突き立っているモノがあった。
間近で、初めて見る畑山のイチモツは、どっしりとした重量感があり、幼さの残る顔に似合わず、どす黒い。
そして、その周囲に生い茂る、濃い茂み…。
岡田は、冷静さを装いながら、そっとその部分にタオルを当てた。
「んんっ… ! 」
畑山の口から押し殺した声が漏れる。
岡田は、畑山の体がぐらつかないように肩に手を置いた。
それだけで、畑山の体はピクリと揺れる。
さらに岡田は、濃い体毛の密生している太ももから、陰毛にかけてをごしごしとこすった。
「あ、あっ…」
畑山の息がどんどん荒くなってくる。
それに呼応するかのように、岡田の股間のモノもどんどん力を持ち始めた。
「隊長…俺、やっぱり…恥ずかしい…」
俯いてそう言う畑山に、岡田はぶっきらぼうに言った。
「恥ずかしがらなくていい。俺も、その…こんなになっちまった」
そう言って自らのタオルを剥ぎ、岡田はすでに充分な硬度を持ったモノを曝け出す。

「たっ、隊長っ… ! 」
「お互い様だ。な ? 」
それきり、岡田は押し黙ったまま、ただ部下の体を洗うという作業を続けた。
「作業」と割り切らなければ、理性が飛んでしまうかもしれない。
岡田は、それが怖かった。
畑山のモノはどんどん硬度を増し、さらに息遣いも激しくなってくる。
泡にまみれた手がカリの部分に触れると、それまで歯を食いしばっていた畑山も、ついに感極まった声をあげた。
「あっ、たいちょ、うっ… ! そ、そこ、気持ち、いい…俺…っ」
「畑山…お前…」
「すんません、すんません隊長っ ! だけど俺、もう、もうっ…あ、あぁっ… ! 」
うわ言のようにそう言うと、畑山は体を仰け反らせた。さらにその足が細かく震える。
「あぁっ ! あはあぁっ ! 隊長、隊長っ ! 」
次の瞬間、岡田の手の中に、ねっとりとした液体がどろりと垂れた。
「く、うぅっ… ! はぁ、はぁっ…はぁっ…」
畑山は荒い息をつきながら、岡田の方へ身を倒す。
自然、岡田は畑山の体を支え…抱きかかえるような体勢になった。
畑山はしばらく黙ったままで岡田に体を委ねていたが、ポツリと口を開いた。
「す、すみません…た、隊長…」

第三話[完]

[第四話] 近日公開
第四話予告:
謝罪の言葉を口にする畑山に対し、岡田は…?
2人の思いは、もう引き返せないところまで来ていた。


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