第四話

「…気にするな」
「…その…俺…」
「なんだ」
「隊長の、すげぇの見てたら…。俺、なんか…なんか変な気分になっちゃって…こんなの、変、ですよね、だけど俺…」
「う ! くはぁっ ! お、おいっ、畑山っ ! 」
岡田は思わず声をあげた。
畑山が、おもむろに岡田のモノを握り締めたのだ。
「す、すごく太くて…硬いっすね…」
「お、おいっ、ふざけるな…はぁっ… ! 」
畑山はそのまま手をぎこちなく動かし始めた。
すでにギンギンに勃起していたうえに、畑山の痴態を目の当たりにして昂まっていたモノは容易に反応する。
「すごいっす、隊長…握りきれないっすよ…」
「あ、畑山、お、おいっ… ! 」
口では静止するような事を言いながら、岡田は無意識のうちに腰を突き出していた。
畑山はそのまま膝をついてかがみ込むと、岡田のモノに顔を近づけた。
「お、お前…」

畑山はそのまま、岡田の巨根に、いとおしむように舌を這わせ始めた。
「あうぅっ ! く…っ ! 」
岡田は思わず畑山の頭を抱え込む。
それに気をよくしたのか、畑山は亀頭をそっと口に含んだ。
「んはぁっ… ! 」
いきなりの快感に、岡田は思わず腰を浮かす。
その段階で、岡田の理性の糸は完全に断ち切れた。
いまや岡田と畑山は、隊長でも部下でもなく、ただの男同士だった。
これまで抑えていた欲望が堰を切ったようにあふれ出し、岡田は自ら激しく腰を動かし、畑山の口を犯す。
「んっ、んんっ…い、いい、ぞ…、あ、はあぁ…っ…」
「んっ、んぐうぅっ…」
畑山は、苦しげな声を上げながらも、美味そうに岡田のモノをしゃぶり、じゅぽじゅぽと音を立て、顔を動かし続けた。
「あ、ダメだ、畑山…、俺、も、もう…ぐはあぁっ… ! 」
限界が近いのを感じた岡田は、そっと畑山の動きを止め、口からモノを引き抜いた。
「い、いいっすから、隊長…そのまま、俺の中で…」
畑山はそう言うと、再び岡田を咥えこむ。そしてすさまじい力で吸い始めた。
「ああぁーっ、お、俺っ、もうっ ! あっ、はぁっ、ぐ、ぐはあああぁぁーーっっ ! 」
頭の中が真っ白になったかと思うと、下半身がカッと熱くなり…岡田はどくどくと精を吐いていた。
「はっ、はっ、はぁっ…だ、大丈夫か、畑山…」
荒い息を吐きながら、岡田は畑山を支え起こし、座らせた。
「あ、ありがとうございます。あ、隊長、その…」
「いいから。さ、頭を洗うぞ。少し前屈みになれ」
何事もなかったかのように振舞う岡田に安心したのか、畑山はいつもの笑顔を見せた。
だが、岡田の中では、もう引き返せない、という気持ちが渦を巻き始めていた。

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